SEC2011で展示したToWの裏話とこれから

SEC2011から1週間が経ちました。
SphereEngine関係の皆様のウェブサイトやブログ、Twitterなどを拝見しているとSEC2011に触発されて新たにSphereScriptでミッション制作にチャレンジしたり、創作意欲が駆り立てられたという方を多く見かけました。

かくいう私もSEC2011に参加して創作意欲を強くした一人です。5月初旬にEFFYのコードの可読性の高さに刺激されたのと時期を同じくしてSEC2011開催のアナウンスを見てToWの再起を強く誓いました。SEC2011参加を決意してから2週間ほどでEFFYを参考にしたコードに書き換える作業に取り組み、次の週でゲーム全体のデザイン、シナリオの草案を練っていました。およそ3週間程度でSEC2011で展示するミッションができあがりました。私自身、思った以上にかなり早くできあがったことに驚いています。可読性はメンテナンス性に直結し、ひいては継続して開発を行うことに大きく貢献することを痛感した数週間でした。


ToWの初回リリースから今年で3年を迎えました。ストーリーの構想は有ってもそれをプレーヤーの皆様に納得して頂けるレベルに到達させることができず、これまでのToWは実在ジェット戦闘機ありきのパッケージで、登場人物やストーリーがほとんど無いに等しい状態でした。

今回のToWは昨年末に発表した「"Trail of Wings" the 7th」トライアル版の設定を引き継ぎ、更に「ドラマにこだわる世界観」をスローガンに登場人物が織りなすストーリーを構築しています。パイロットたちが空を飛び続けるそれぞれ理由を追求し、それぞれの思惑が交錯する空をプレーヤーは戦うことになるでしょう。

今回はちょっとだけ、ToWの世界をご紹介します。


Trail of Wings WORLD MAP


アーネスト共和国空軍 第7空軍 パレスブリッジ戦闘航空団 第207戦術戦闘機小隊"SilverWolf"

物語は工業力と経済力に優れたアーネスト共和国と軍事技術が急速に成長を見せるセルベル連邦の狭間で展開されます。主人公はコールサインSilverWolf小隊の2番機として離陸するところからTrail of Wingsの幕が上がります。